足裏には、ヒトの立位姿勢のバランス機能に大きく関わっている固有感覚が
あります。
固有感覚(メカノレセプター)とは、分かりやすくいうと、足の裏に身体内部
の目がついているとイメージして下さい。
その「身体内部の目」は、写真の赤の点のところにあります。いわゆる、メ
カノレセプターの分布しているところです。
この赤い点のところには足の裏にかかる圧力の強さを敏感に察知し、バラン
スを崩さないよう、身体の姿勢や傾きを制御しているセンサーがあり、身体
のさまざまな部分の位置や動き、関節の曲がり具合、筋肉の力の入れ具合な
どを感じ取ります。
足裏の筋肉(母趾内転筋、母趾外転筋、短母趾屈筋、小趾外転筋、足底腱膜
など)はメカノレセプターが多く存在し、体幹のバランス保持、向上にはここの筋肉の
刺激が重要になります。
身体のバランス向上には、下肢の筋力維持、強化以外に母趾足底部への触圧刺激など
によるメカノレセプターの刺激が有効です。
母趾足底部へ刺激を加える方法は、当院で紹介させていただいているラクロ
スボールのエクササイズで内在筋に効果的に刺激を与えることができます。
希望者には、当院でエクササイズを紹介したプリントをお渡ししています。
ラクロスボールを足裏でコロコロ転がすだけでも気持ちいいですが、身体内部の目を
鍛えることにもなるのでおススメです!
他にも色んなエクササイズを「すみれエクササイズ」としてファイルを置いています。
当院にお越しの際には、ぜひ見て下さいね。