今回は猫背の姿勢と顎関節症の関係に書いて
みます。
猫背の姿勢ってありますよね。
こんな姿勢です。

この姿勢は、まず頭を支えている首の骨周辺
に異常がでてきます。
正常であればこんな弯曲です。


でも、猫背の姿勢だとたいてい、首の弯曲が
なくなってしまっています。
いわゆる「ストレートネック」といわれるもの
です。
こんな感じの姿勢です。

この「ストレートネック」の姿勢では、顎を前
に突き出したようになります。
このような姿勢になることで、顎関節症にも
影響してきます。
どう影響しているのかというと、
顎の下からのど仏あたりに付いている筋肉
(舌骨筋群といいます)が緊張して、下顎が
後ろに引っぱられます。

そうすると、口を閉めにくくなり、いつもポ
カンとあいているようになります。
そのあいている口元は、上の顎より下の顎が
奥に引っこもうとする力がかかるからです。
この力が持続的にかかることにより
顎の位置が変わる
↓
噛み合わせが変わる
↓
顎関節症
というふうになってしまいます。
顎関節症といっても、顎だけに問題があるの
ではなく、頚椎の骨の歪みも関係しているの
です。
…ちなみに当院では、頚椎を矯正する「VFア
ジャスター」という機器を用いて、頚椎の
並びを正常にしていく治療も行っておりま
す。


首の治療をしていくことで、顎関節の動きが
正常に戻され、症状が緩和するということも
あります。
お困りの方はぜひ当院へご相談ください。