もも裏にハムストリングという筋肉があります。
上の写真の筋肉を骨模型にあてはめてみると、赤い線のところです。
骨盤が後ろに倒れている人は、たいていこの筋肉が縮んでしまっています。
また、この筋肉は長い筋肉で、上のほう(お尻に近い部位)と、下のほう(膝
関節に近い部位)ではストレッチのやり方が異なります。
「座ってする場合」
まず、下の写真はダメな例です。
どこがダメかというと、手を足先に触れようと頑張って背中を丸くしている
ところです。これでは、ハムストリングに十分なストレッチがかかりません
。
では、どうすればいいのでしょうか?
背中をまっすぐにしたまま、身体を折り曲げていくイメージです。
こちらのほうが、手が足先につきにくくなり硬くなったように感じるかもしれません
が、ハムストリングのストレッチはこちらのほうが、しっかりできています。
10~20秒キープ 3セット
※ストレッチは、限界のちょっと手前のところまで伸ばしていき、その状態
を10~20秒キープするというのがポイントです。
これは、どこの部位のストレッチにも当てはまります。
「立ってする場合」
椅子などの段差があるところにかかとをのせます。足の指は「ピン」と反ら
せます。
そこから、2パターンあります。
①下のほう(膝関節に近い部位)を伸ばすとき
→膝をまっすぐ伸ばした状態から、上半身を倒していきます。
ハムストの下に効く!
②上のほう(お尻に近い部位)を伸ばすとき
→膝を曲げた状態から、上半身を倒していきます。
ハムストの上に効く!
10~20秒キープ 3セット
※このハムストの上の部分はなかなか、伸ばしにくいです。ぜひとも、ここ
で紹介したストレッチを試してみて下さい!